2009年3月30日月曜日

EIGRPのパケットと動作(前回の続き)

EIGRPではRTP(Reliable Transport Protocol)と呼ばれるレイヤ4のプロトコルを使用します。RTPはプロトコル番号が88番のプロトコルで,TCPやUDPの代わりに使用されるプロトコルです。RTPにより,エラー回復やパケットの並び替えなど,EIGRPパケットの信頼性を確保することができます。

 EIGRPでRTPにより転送されるパケットは次の5種類です。

EIGRPでは,ACKパケットを受信確認として使用することにより,パケットのやりとりの確実性を保障しています(Helloパケット以外)。

 またEIGRPでは,Hello,アップデート,クエリのそれぞれのパケットをマルチキャストで送信します。アップデートとクエリを受け取った EIGRPルータは,受信確認としてACKを送信します。もし,ACKが返信されないルータがあった場合は,ユニキャストを使ってパケットを再送します。ユニキャストを使うのは,パケットを正常に受信できているルータの負荷を高めないようにするためです。

 EIGRPではOSPFなどと同様に,隣接するルータとHelloを使って隣接関係(adjacency)を結びます。隣接関係を結んだルータ(ネイバー)とは,アップデートをやりとりし,Helloを使って生存確認をします。隣接関係を結んだルータは,ネイバーテーブルに記載されます。なお,ルーターと隣接関係を結ぶためには,ルーターが同じ自律システム(AS)に所属しており,メトリックの計算値(K値)が同じでなければなりません。

 なお,EIGRPアップデートで送受信される経路情報は,スプリットホライズンにより制限されています。つまり,アップデートを送信するインタフェースでは,そのインタフェースで受信した経路情報は送信しません。

参照:http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20061003/249704/?ST=nettech

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